我が家の来てから丁度 2 年。♂のガッツキとは違い、魚としてはとても賢かったと思う。餌やりの時もすぐに雰囲気を察して寄ってくるようになったし、エビ用の沈む「ザリガニの餌」も、食べられることが分かると、底に行って突つくようになった。
一方、ガッツキは、タケさんの後を追いかけて真似するのみ。いつまでたっても、ガラスに映る自分の姿に体当たりを続けている……。ヾ(- -;)
コッピーは元々雌雄とも縄張り意識が強い魚らしく、特にオスのガッツキは、タケさんをいつも追い払うように体当たりをしていた。
一方、タケさんはどうすれば体当たりを避けられるかをすぐに会得し、水面近くや底で、じっとして動かない作戦をとるなどしていて、とても面白かった。
ペアリングした直後は、両者の仲は険悪で、あまりにガッツキの攻撃が激しいので、別の水槽に分けていた時期もあった。しかし、別々にするとお互いに水槽の端で相手を一生懸命探している健気な様子。でもまた一緒にすると攻撃するガッツキ……。ヾ(- -;)
一年くらい経ち、成魚に近づくと、タケさんの反撃が始まった。とにかく良く食べてガッツキより体格が大きくなった。大きいタケさんはガッツキにひるむ事なく体当たりで逆襲である。それからは立場はしばらく逆転することになる。
ガッツキはその名とは裏腹にあまり食にこだわりがなくなり、マイペースで食べるのに対し、タケさんは「お前がガッツキか!」というほど早食いで、おなかがフグのようにパンパンになるまで食べていた。
丸いおなかが可愛らしく、直線的なオスとは違い柔らかな曲線で愛らしかった。
そのタケさんが、年末あたりから徐々に痩せ始めた。おなか以外は骨張ってきて、年明け頃には、メザシのような姿になり、泳ぐ力もあまり無くなってきていた。餌のとき以外はじっとしている事が多く。色も薄くなっていた。
死ぬ前日の餌やりの時には、ふらふらしながらも、ガツガツ食べていたので、まだ大丈夫かと思っていたのだが……
タケさん。これまで楽しませてくれてありがとう。ずいぶん癒されました。
残されたガッツキは、相変わらずおバカだけど、寿命を全うするまで世話するので、安心してください。
在りし日のタケさん。(奥はガッツキ)
これまでの水槽の記録は、ラベル aquarium から。
(さらに以前の記録は、こちらからどうぞ)
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