ダカールラリー2010が終了しました。
パリスタート時代から、なんだカンダ…と観続けていますが、今年も昨年同様、アルゼンチン-チリでの開催。
ブエノスアイレスからアンデスを抜けて、チリ北部のタラパカまで北上。その後南下して、最大の難所アタカマ砂漠を抜けた後、再びアンデスを超え、ブエノスアイレスに戻るコース。
序盤の砂丘に続く、アンデス越えでは、WRC的なワインディングのグラベルロードも多く、砂漠から平原、峡谷と、とても変化にとんだコース設定で見応えがあった。
MOTO 部門は KTM 690cc 勢と、来年から統一レギュレーションとなる予定の 450cc 勢の見応えのある戦いが続いた。450cc は参入障壁の低下を目指したレギュレーションで、早くもその効果が見え始め、Aprilia の新規参入、YAMAHA、新興勢力 Sherco など、マシンも増えての戦いだった。
パワーが必要な直線や砂丘越えでは、KTM に分があるものの、ワインディングでは 450cc 勢も軽さと操縦性を武器に引けを取らず、互角の戦い。
優勝は、KTM の シリル・デュスプリ。南米では初タイトルだが、これで通算 3 勝。昨年勝った コマ は序盤からツキがなく、6 時間のペナルティも喰らい下位に沈む。
CAR 部門では、三菱の撤退により、ワークスは、VW と BMW のみ。VW はサインツ、アルアティア、ドゥビリエ、ミラーの体制。BMW は三菱から移籍のペテランセルを擁するも、VW 勢には及ばなかった。
僅差を制したのは VW のカルロス・サインツ。これで WRC とダカールの 2 冠達成は、バタネン、カンクネンに続く 3 人目だと思う。
今年も人気だったのが、ハマーを駆るロビー・ゴードン。後輪駆動のハマーはタイヤ空気圧制御システムを搭載し、砂丘でも並居る四駆勢に引けを取らず、直線ではそのパワーを生かし、他を圧倒する。
カミオン(TRUCK) 部門は、相変わらず、ロシアの怪物 KAMAZ の 1-2 フィニッシュ。日野はいつもの菅原親子。10ℓ以下部門でトップ。総合でも 7位と健闘。残念ながら息子照仁のみのフィニッシュで、菅原父は競技区間の Way Point 不通過で失格。
最終結果はこちら。
J sports ESPN での総集編放送日程:
02月11日 (木) 21:00 - 22:30
02月13日 (土) 19:30 - 21:00 ほか
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿