2011年9月23日金曜日

iPhone4 本体交換

iPhone4 を使い始めて 1 年 3 ヶ月近くが経過した。数ヶ月前から時々ホームボタンの反応が悪くなってきて、最近はダブルクリックにかなり支障が出る状態になった。

ネットの情報や知り合いの iPhone4 ユーザにも同じような症状を訴える人がかなりいるように思う。

Genius Bar (Apple Store 店舗のサービスカウンター) で相談すると簡単に直してくれるという話だったので Apple Store, Ginza に行ってみた。

結論としては、本体交換で対応。APP (AppleCare Protection Plan) for iPhone に入っていたので無償対応だったが、どうやら「簡単に直す」の意味を誤解していたみたい。。。

ご存知のとおり iPhone はタッチパネル操作を最大限生かした作りになっている。表面にあるハードキー(物理キー)は「ホームボタン」ひとつしか無い。

ボタンがひとつしか無いので押し間違え様がないし、このボタンのおかげで操作が非常に分かりやすくなっている。

このあたりの思想は Macintosh が 1 ボタンマウスを採用していた理由に似ている。

ホームボタンはその名のとおり、いつでもどこでもホーム画面に戻る、というのが一番の機能。それ以外に、決定/確定・機能の呼び出し・アプリケーション履歴の表示など、多くの操作をこのボタンひとつが担っている。そのためこのボタンの反応が悪くなると、とてもストレスが溜ることになる。

ボタンがひとつなので多くの機能を扱うには必然的に様々な操作が必要になる。一番よく使うのはアプリケーション履歴の表示。これはダブルクリック。この表示からアプリケーションを切り替えたり(マルチタスク)、さらに右フリックで iPod の操作や画面方向の固定など、ダブルクリックを起点にした操作には重要なものが多い。

ボタンの反応が悪くなると、ダブルクリックがシングルクリックと認識される事が多くなる。つまりホーム画面に戻る。うまく行かない時の人間の自然な反応として、もう一度ダブルクリックを試す訳だが、今度は 1 枚目のホーム画面に戻ったり、検索が呼び出されて混乱することになる。orz


ここに至って修理に出そうと思った理由は二つある。

ひとつは次期 iPhone の発売が近いこと。そうなると Apple Store が大混雑するのは必至で、その前に修理をという訳。

もうひとつは、一緒に愛用していたソニーの BT レシーバ DRC-BT30 の操作ノブが取れて修理中のため。おかげで iPod の操作をするのに iPhone を直接触らなければならず、ホームボタンを押す機会が激増して誤動作に耐えられなくなった。

AppleStore 銀座は 3 連休初日ということもありかなりの混雑。Genius Bar の予約もせずフラっと行ってしまった事をかなり後悔したが、幸い 2 時間ほど後に予約を入れてもらえた。やはり事前に電話またはネットで予約してから行くことをオススメする。


3 階のイベントホールで OS X Lion の 1 時間半のワークショップが開催されていたので暇つぶしができた。紹介されたのは主に OS X Lion のユーザインターフェース周り。背景にある思想を聴いていると、今回のアップデートは iOS ユーザを Mac に導くためのものであることを改めて感じた。

長く Mac を使ってきた身には新しいインタフェースはかなり違和感があり、これまでの使い方にすることもできるけれど、今後どのように付き合えば良いのか悩むところ。今までの経験から Apple は過渡期には以前との互換性を完璧なまでにサポートするものの、時期が来ればアッサリ捨て去ってしまうので、新しいインタフェースを完全に無視する訳にもいかない。

今回新しい機能が取り込まれた背景が聴けたことで、自分なりに Lion とはうまく付き合っていけそうな気がしている。

ただし、トラックパッドとマウスの関係は Apple 自身まだきちんと整理できていない。

このあたりは Magic Mouse と Magic Trackpad が選べるデスクトップ系 Mac において混乱の元になりそうだ。Magic Mouse は Lion でとても中途半端な状態になっている。スクロール機能とジェスチャーが見直され、登場当時の思想からも外れ、トラックパッドとの整合も上手くいっていないと思う。

Magic Mouse は使いやすいスクロールマウスから、使いづらいトラックパッド付きマウスになってしまった。

そのうちマウスは Apple のラインナップから外されトラックパッドだけになるのかもしれない。

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