2015年6月7日日曜日

LEDシーリングライト

5月下旬にパナソニックからネムリにこだわる家電のモニタ商品が届きました。
一ヶ月のモニタ期間も半分程経過して、良い点も不満点もほぼ出尽くした感があります。

【サマリ】
  • 荷姿は大きいが設置は簡単
  • LEDならではの工夫。使いこなしで好みの色と明るさが自在に
  • リモコンは機能的には充分だが寝室用の工夫が必要
  • 消費電力と「おめざめ」時の明るさは◎

■睡眠商品としてのライトの役割

冬の朝、まだ暗いうちから起きるのはとても辛いものです。また、ぐっすり寝ている時に、いきなりアラームでおこされるのも不快で、以前からできるだけ気持よく起きられる工夫をしてきました。

行き着いた答えの一つに、寝室の照明を工夫するというものがあります。

今はなき、松下電工製「ASSA (アッサ)」シリーズは、設定した起床時間の30分前から徐々に部屋が明るくなり、最高照度になった時にアラームが鳴って起こしてくれる「おめざめ」機能を売りにした商品でした。今回モニタしたLEDシーリングライトも、同じ考えに基づいた商品です。起床時に強い光を浴びることで、概日リズムが整うと共に、徐々に明るくなることで自然な目覚めとなり、起床時の不快感が減ることが期待できます。

モニタ商品が届くまで寝室で使っていたのは、ASSAシリーズの中でも初期のもの。白熱電球を使う品番「LBP58530K」というものでした。今回のモニタ商品の品番は「HH-LC640A」です。

最新のLED技術で作られたシーリングライトがどれだけ進化(あるいは退化)したのか、これまで使っていたASSA白熱球シーリングライトとの比較を中心にリポートします。

■設置と消費電力について

商品の荷姿は巨大です。しかし、梱包を解くとシェードの大きさ自体はこれまでのASSAと大して変わりません。
四方1m以上ある巨大な箱が届いた
上がこれまで使っていたASSAのシェード。下が今回届いたLEDライト
ASSAは天井ローゼットのハンガー金具のネジ穴を利用して取り付けるため結構大変でしたが、今回のLEDライトは付属のアダプタをローゼットに取り付け、本体をアダプタに押し込むだけで簡単に設置出来ます。少し重いので大変ですが、設置性は良好です。

気になる消費電力ですが、仕様表によると52Wとのこと。ASSAが60型ミニクリプトン球x5 (270W) だったことを考えると1/5以下と大幅な改善です。特に休日の朝など「おめざめ」で煌々と長時間点いたままになる場合も多いのでとてもありがたいです。
ASSAはミニクリプトン球なので消費電力が大きい。
消費電力低減と照度改善を目的に調光対応型の電球形蛍光灯やLED電球に一部を交換しながら使ってきた

■構造と機能について

メインのLED照明部(直接光)は、全灯(100%)から約5%まで明るさを変えられます。
全灯(100%) 
最も暗い状態(約5%)
色は電球色(3000K)から昼光色(6500K)まで変えられます。ただし、電球色と昼光色の2色のLEDを交互に配置した構造のため、昼光色と電球色での明るさの調整範囲は約50%〜約5%になります。(両方のLEDが均等に点灯している昼白色の状態であれば、100%〜約5%で明るさを変えられますが、それ以外の場合は2色の混合比に応じた調整範囲になります)
電球色(3000K)
昼光色(6500K)
シェードを付けずにLEDを点灯した様子は「未知との遭遇」の母艦さながら(笑)。
2色のLEDが交互に配置されている
その他に「くつろぎのあかり」と呼ばれるオレンジ色の間接光と常夜灯を備えています。これら副LEDもそれぞれ明るさが調整できるため、切り替えて使うことでメインLED(直接光)で調整できる範囲より暗い照度を実現することができます。
くつろぎのあかり(間接光)
間接光も明るさ調整ができ、直接光との組み合わせ点灯も可能
常夜灯
6段階の明るさ調整が可能
我が家の寝室は狭いため、直接光を最も暗くしても就寝前は明るすぎて困りましたが、「くつろぎ」と常夜灯を使うことで好みの明るさが得られるようになりました。

気になったのはLED特有の反応の早さです。消灯からの点灯や、点灯から消灯に変わるときは、唐突に点いたり消えたりしないよう明るさを制御していますが、「全灯」から「普段のあかり」に戻すときや、「くつろぎ」や「白い色」「暖かい色」に切り替える時も同様に徐々に切り替わるようにして欲しいと感じます。

「おめざめ」設定時は、30分(あるいは15分)前にメインLEDが最低照度(約5%の電球色)で点灯します。その後、昼白色に変化しながら全灯まで明るくなるのですが、最低照度でもかなり明るいため、点灯直後に目が醒めてしまうことを何度か経験しています。

ASSAは白熱灯のため明るさを100%〜0%の範囲で調整できます。「おめざめ」時も点灯を認識できない位の暗さからジワジワと明るくなり、このようなことはありませんでした。ただし、全灯時の絶対的な照度不足と色は如何ともしがたく、睡眠リズムが整うという点では、今回の商品の方がはるかに良いと感じています。

ただ、できることなら、せっかく間接光のオレンジ色のLEDがあるのですから、「おめざめ」点灯時には、

常夜灯 ⇒ くつろぎ間接光 ⇒ 直接光

と、それぞれのLEDを徐々に明るくし、切り替え点灯するようにすれば、さらに良くなるように思います。

■リモコンについて

リモコンはASSA付属のものに比べるととてもシンプルです。
LEDライト付属のリモコン
フタを開けた状態
おめざめ時刻設定は時計と共用の時刻設定ボタンの長押しと操作が必要
必要最低限の機能は備えており操作もわかりやすいです。ただASSAリモコンが高機能だっただけに、気になることもあります。

もっとも気になるのは、就寝時に部屋が暗い状態で「おめざめ」設定や時刻の確認が困難な事です。

ASSAリモコンは大型で、目覚まし時計そのものという形状です。時計は見やすく、お目覚めタイマーの設定時刻は時計とは別に常に表示されます。また、夜間に表示部を見るためのライトを備えているため、就寝時の暗い中で簡単に時刻を確認したり「おめざめ」設定を変更することも比較的容易でした。
ASSA付属のリモコン
表示部を照らすライトがある。時計も大型で見やすい
時計の下には常に「おめざめ」等のアラーム時刻が表示される
今回のリモコンは時計とアラーム時刻の表示は共用で、「おめざめ」設定時刻を確認する場合はふたを開けた上で「おめざめ」ボタンを押す必要があります。表示部にライトが無いので暗い中での確認は困難です。寝室で使う商品なのですから、表示部を照らすライトは最低必要だと思います。この点だけはとても残念です。

■まとめ

ここまで使ってきた感想や良い点、あるいは改善を望みたい点を下記にまとめます。
  • 狭い寝室ではメインLEDの最低の明るさ(約5%)でも夜は明るすぎる。「くつろぎ」間接光で十分。寝る前は特に「くつろぎ」間接光のオレンジ色が気に入っている。
  • 「おめざめ」時の全灯の明るさは狭い寝室では充分過ぎるほど。「おめざめ」機能は概日リズムを整える効果が以前より感じられるのが嬉しい。
  • 寝室特有の多様な照明要望に対応できている。暗く点灯させることが難しいLEDに対し、間接光や常夜灯を別途備える工夫を行っている。
  • 休日と平日用に2種類のおめざめ時刻設定が持てると良い。
  • あかりを切り替える時に急に変えるのではなく、全ての場合において、ふわっと変化して欲しい。LED特有の早い応答が気になる。
  • 「おめざめ」機能では最低照度が問題。30分(または15分)前に点灯した段階で明るすぎて眩しく、目が醒めてしまう事がある。常夜灯→くつろぎを経て、直接光が点くようになれば良いと思う。
  • リモコンの液晶画面にはライトが必要。寝室なのだから、暗くした後にタイマーセット状況や時刻の確認をしたい事は良くある。
軽く10年以上経過していたASSAとの比較とはいえ、LED照明の消費電力と明るさの改善と進歩は目覚ましいものがありました。ただ、アラームのON/OFFが本体でしか出来ないことや、リモコンの使い勝手など、使う人への優しさという面では、コストダウンの弊害が出ている可能性も否めません。
今後は技術はもとより、もっと使う人に寄り添う商品に進化する事を期待しています。

2015年4月5日日曜日

LinkStation LS-XHL 4TB 化

REGZA Z1 の録画用として購入した BUFFALO リンクステーション LS-XH1.5TL。最近はファームウェアの更新も無くなりましたが、録画番組の保管・DIGA への転送の他に、Mac の Time Machine として日々働き、時には Lubuntu + USB-DAC のネットワークオーディオ用サーバともなっています。

我が家の iMac の 内蔵 HDD が 500GB なので当初は充分と思われた 1.5TB の NAS ですが、肥大化を続ける iPhoto ライブラリを外付け 500GB HDD に移したことで、Time Machine のバックアップ量が急増して常に空き容量が不足気味です。また、徐々に増えてきた ALAC の CD 音源や、今後増えるであろうハイレゾ音源を考えると、容量不足は明らかです。

iMac の内蔵 HDD についても同様で、大容量の SSHD か、安くなってきた SSD + 大容量 HDD への交換を近い将来考えています。そこで、まずは Time Machine バックアップ先という意味でも重要な NAS を大容量化することにしました。

■まずは情報収集

ネット上にはリンクステーションの HDD 換装例がたくさんありましたが、下記サイトを参考にさせて頂きました。

■ブツの購入と準備

購入したのは WD Green (WD40EZRX)。本当は NAS 用の Red にしたかったけど、価格差が 4000円あり、毎日連続稼働させている訳でもないためコスト優先で選択。
ついでに、外した 1.5TB を外付けで使えるように SATA-USB HDDケースも購入。

プラスチック製のヘラ(クルマの内装剥がし用、シール剥がし用)や、いくつかのサイズのクリップを伸ばしたものを LinkStation 分解用に準備。

■分解

まず FAN 交換用ネジを外し、上面の沢山ある穴のなかに隠れている爪をクリップの先で押しながら、隙間にヘラを差し込みつつ外します。(丸印のあたり 3 箇所)
上面は排気用の穴が沢山開いているのかと思いきや、実はただの窪みです。斜めから光を当てると窪みと爪の微妙な違いが分かるかも!?

背面の爪は2箇所。細いクリップで。

底面は左右のシールを剥がしたところに爪が見えます。ここはクリップじゃなくてもそれなりの太さのもので押せます。

ここまで来ればケースはフロントに向かってパカっと開きます。入っていたのは SAMSUNG HD154UI でした。HDD は背面コネクタ一体の基板と共にそのまま持ち上げれば外れます。FAN 配線に注意。

HDD は 3 箇所のネジで固定されているだけです。

ネジを外したら SATA コネクタからスライドして外します。

■データコピー

ここで同僚から借りた秘密兵器を投入します。(笑)
HDD コピーマシンですね。貸してくれた同僚ありがとう。楽させていただきます!!

この HDD コピー機、コピーだけでなく、USB や FireWire で外付け HDD にもできるスグレモノ。早速コピー開始。

1.5TB でも約 12 時間ですか。。。 とりあえず今日は寝ましょう…。

朝になりました。まだまだコピーは続きます。転送速度は安定していますが UltraDMA ベースの時代物コピー機なので、SATA HDD 同士の接続とは思えない遅さですねぇ。

1.5TB の物理コピーが完了したら、本来の 4TB まで最終パーティションを拡張しないと意味がありません。拡張に備え、待ち時間を利用して Lubuntu PC に GParted を導入しておきます (XFS を扱う必要があるので、xfsprogs と xfsdump も必要)。

…待つことホントに 12 時間。無事コピーが終わりました。

本来であればヴェリファイもきちんと行うべきなんでしょうが、さらに 12 時間待つ気力なんて既にありません。入っていたのはそれほど重要ではない録画番組と基本的にはバックアップデータなので良しとします。

■容量拡張

コピーマシンに USB ケーブルを挿して、新しい HDD を Lubuntu PC に接続し、GParted を立ち上げます。…が、よく見るとコピーマシンの認識している容量が 2TB になっています。どうやら、時代物の限界のようです。。。

外付け USB ケースを一緒に買っていて助かりました。こちらに HDD を入れて再度チャレンジ。

なんだか怖いメッセージが…。バックアップの GPT テーブルがディスクの最後を指していない為のようです。(1.5TBをまるごと物理コピーしたのだから当たり前)
直します。

さらに容量の全てが使われていないことを認識してくれて警告を出しました。ありがたく直して頂きます。

最後のパーティション (この場合 /dev/sdc6) を拡張する必要があります。

ディスクの最後までリサイズします。

適用します。この処理はすぐに完了します。

無事に最終パーティションが拡張されました。

■組み立て

分解と逆の手順で組み立てます。基板 + HDD をケースに入れる時は、Function ボタンを兼ねる導光パーツが、基板のタクトスイッチを正しく押せる位置にあることに注意してください。ケースを閉める前には Function ボタンのクリック感を確かめましょう。

まとめ

4TB 化した LinkStation LS-XHL は動作に問題もなく、そのままこれまで通りの運用に入れました。Time Machine も継続して使えています。HDD コピーマシンと賢い GParted のお陰で時間はかかったものの、作業自体は分解に一番気をつかう程度で楽なものでした。

外した SAMSUNG の HDD は USB 外付けケースに入れて、iMac の 2 番目の Time Machine 専用にしました。これで何かあってもさらに安心。

ただ、今後さらなる大容量 HDD への換装には、今回の HDD コピーマシンは 2TB までしか認識しない可能性があるため使えないかも。今回は元が 1.5TB で良かった〜w

(もうやらないけどね)