スーパー専用カーだったライオン号ですが、最近やっと、高速道路の運転とか楽しくできるようになってきた。
タイヤは 15 インチで幅 195 と今ではこのクラスでも細くて小さいくらいのサイズだが、306 の歴史からみると、古くは S16 というホットモデル専用だったサイズである。
N5 と呼ばれる後期型では XSi というスポーツ系グレード以上に装備されたサイズだが、モデル末期には Style プレミアムと呼ばれる我が家のライオン号にも標準装備されるようになった。
しかし、もともと Style プレミアムは 14 インチで幅 185 が標準だった。このころは、一般道ではとても快適な乗り心地と、高速での安定性を兼ね備え、山道ではそれなりに踏ん張るというバランスのよさがあり、確かにプジョーの言うところの ”猫足” 感が感じられた。
実は我が家のライオンは二代目である。初代とまったく同じグレードと色にもかかわらず、年式はちょうど一年違いの最末期型。それだけでなぜか細かい部分が変わるのが、ラテン車らしい面白いところ。でも僕にとっては良いことだけじゃないのだった。
- フロントガラスが熱線・紫外線反射タイプになった → ○
- タイヤが 14 インチから 15 インチに → △
- ISO-FIX チャイルドシートアンカがなくなった → ×
タイヤサイズアップは見た目がかっこ良いので好きなのだが、反面幅が太いためハンドルがずいぶん重くなった。たぶんパワステの設定は変更しなかったのかもしれない。また、サスペンション設定は明らかに変更されており、"猫足" 感は一般道ではほとんど感じられなくなってしまった。ごつごつ硬くて好きになれない。
今はハンドルが軽くなるのと、少しでもゴツゴツ感が和らぐという理由で、初代ライオンからの遺品である 14 インチにしてある。でも冬用タイヤで燃費が最悪…。今度 15 インチに戻すときは、175 幅にしてみようと思っている。
ISO-FIX チャイルドシートは今のところあまり関係ないけど、やはり安全に関わることが後退するのは望ましくないですねぇ。でもなんでなんだろ。もしかして、売れなかった古い高額モデルのフレームが余ってて転用されたのかもしれない。
プジョーの言う "猫足" 感。クルマによって、人によって、グレードによってみんな違うと思うけど、僕の中ではなぜか、プジョーの前に乗っていた後期型ローバー200 がしっくり来るんだなぁ、これが。最初で最後のイギリス車だったけど、しなやかな身のこなしが未だ忘れられない……
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