2009年11月12日木曜日

ドンキー

久々の更新です。ご無沙汰しています。
10 月に自転車を買いました。ドンキー号といいます。
以後お見知りおきを。(^^)/~

【出会いまでの経緯】

運動不足解消のため、自転車が欲しくなりました。最近は 1 万円未満の新品もあるのですが、そのせいか自転車を大切にしない人も増えたように思います。
駅前の放置自転車のリサイクル販売も以前は行っていた地域が多かったようですが、直す手間と人件費を考えると、安価な自転車の台頭でやめる所が増える一方のようです。

この夏に、青森の実家に帰りましたが、そこでのメインの交通手段は実家のママチャリでした。自転車に乗ったのは久々でとても爽快な気分でした。
母の自転車はパナソニック製で、内装 3 段のギアがあり、LED のオートライトも付いており、乗りやすく、自転車が楽しく快適な乗り物であることを思い出すには十分でした。

高知での学生時代、我が家にはクルマがなかったため、自転車は当たり前の乗り物で、遊びに行くにも通学にも、それこそ毎日乗っていました。当時は外装の 5 段変速が主流で、その後、チェーンホイール側も 2 段、3 段とスプロケットが増えて行き、徐々にロードレーサーが流行して行きました。その流れの中、学生だったこともあり、自転車=スピード命 と思って過ごしました。(笑)

横浜に住んでもう 20 年以上になりますが、長く北部の傾斜の多い地域に住んでいたこともあり、自転車は親友に貰ったギアなしのスポーツ車?をたまに乗るくらいで、すっかり縁遠い存在になっていました。

MTB (ATB) 〜ミニベロ・折りたたみ車がブームになったときも、少し距離を置いて眺めているだけで過ごしました。ただ、306 に乗るようになってからは、フランスの実用性(合理性)とデザインの両立という精神が、プジョーの自転車にも宿っていること知り、強い興味を持って見ていましたが、プジョーのショールームに飾ってあり、購入可能だった自転車は、あまりに高価であったため、ついに購入するには至りませんでした。

今回改めて自転車に興味を持ち、環境負荷の観点などいろいろ考え、調べているうちに、再生自転車を横浜みなとみらい地区でレンタルしている NPO ナイス・ヨコハマを見つけました。戸部にある事務所は再生自転車の販売所も兼ねているとのことだったので、まずはどんなものがあるのかを一度見に行ってみることにしました。イメージとしては、泥よけや前カゴがありながらフレームはダイヤモンド型のプジョーの古めのスポーツ車やシティサイクルか、一度観て以来ずっと欲しいと思っている Pacific18 (BD-1 の OEM だが、サドルはプジョー製) に似たようなシンプルな小径車を想定していました。

はたして、事務所に初めて観に行ったその日、たくさんの自転車の中にシンプルだけどとても気になる 1 台がありました。何のロゴも無く、16 インチの小径車。アルミダイヤモンドフレームで軽く、青森の母チャリと同じ内装 3 段ギアまで付いていました。だけれども、決して高価なバイクには見えません。さんざん眺めて試乗させてもらった後、一度退去して、ゆっくり昼飯を食べて考えて、やはり気になるので購入することに決めました。その時、無理をお願いして、丁度その場に転がっていた前カゴを付けてもらうことにしました。(整備担当のおじさんは、このタイプにはカゴは付けるものではないし、つけてもハンドルバーに引っ掛けるタイプのカゴは今持ってないし…と、余り乗り気ではなかったのですが… ^^)

整備に数日かかるということなので、その間、あの自転車はいったい何処の何者なのかを調べたくなりました。インターネットでさんざん調べたあげく、ついに (というかやはり ? )、2ch でヒントを得ます。2007 春〜2009 夏にかけて良品計画(無印良品ブランド)で販売されていた、アルミ 16 型ミニサイクルのようでした。

カタログ (2007 年春夏版2009 年春夏版) によるとスペックは以下の通り。
  • 重量: 11.0 kg
  • 折りたたみ時サイズ: 幅 28.5 x 全長 138.5 cm
ペダルを折りたたみ、ハンドルを 90度曲げると、幅が 30 cm 以下になり、狭い場所にも駐車可能なことが売りのようでしたが、カゴを付けてしまったので、このスペックは台無しです。(^^;
実車の状態は非常に良く、細かい傷はあるものの、錆はハンドルポストの先端にあるクイックロックの鉄製部分だけでした。前カゴ、ワイヤー鍵、荷かけフック等含む装備重量は、実測 12.6 kg。シートステーにある製造年らしき記載から、どうやら 2007 年モデルのようです。

【しばらく乗ってみて気づいた点】
  • ギア比
    • コストダウンのためだろうが、チェーンリング、スプロケット、内装ギア回りはママチャリと共通と思われる。普通に漕ぐと 1 速では歩行者に抜かれ、3 速でもママチャリにぶち抜かれるほど遅い。ほとんど 3 速固定なのにグリップシフト。(笑)
  • ブレーキ
    • リヤはいわゆる、バンドブレーキ。昔はこれが普通だったが、今時懐かしいキーキー音がものすごい。少しバンドのクリアランス調整をしてみたら鳴らなくなったが、長い坂を下ってブレーキを多用したら元通りに。(^^;
クランクも短めなのでペダルの踏み込みは非常に軽く、長時間漕げるので、目的通り運動には良さそうです。ポタリング専用車として大事に乗って行きたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿