2010年5月10日月曜日

ThinkPad T42 排熱ファンの修理


GW中に MotoGPヘレスを PC観戦した後、ThinkPadの底が異常に熱いことに気づいた。あわてて横の排気口に手をかざしてみたが、やはり排熱が行われてない (汗)

どうやらファンが逝ってしまったようだ。あわててシャットダウンして冷ました後、起動しようとすると空しく「Fan Error」の文字が。強制的に電源が切れてしまう状態になり再起不能に……(泣)

中古で購入して 2年。以前に一度ファンの回転がおかしくなり、起動時に「Fan Error」が出たことがあったが自然に直っていた。

ネットで調べてみると、T42シリーズは、大体 2年くらいでファンが壊れることが多いようで、たくさん情報があった。(~.~;

ThinkPadは部品が潤沢なことで有名なマシン。Lenovoになった今でも日本IBMが部品供給を続けている。この点自分でメンテナンスして長く使う場合には大変助かる。部品センターの電話番号を調べていて行き着いたのが ThinkPad Loveさんのサイト。こちらのパーツ情報のページにある注文方法にしたがって早速注文!と思いきや、祝日なので部品センターはお休み。GW 明けの 5月 6日まで待ってからの注文となった。

電話での対応はとても親切で、納期は驚異の 2日! 休日指定で日曜に届いたので、早速交換作業を行った。(以下は次回のための記録!? もう無い事を祈るが…)

【購入したパーツと付属品】
  • FAN LONG: 41W5204
  • 注文前にキーボードを外して部品番号を確認。13R2657。しかし注文時に伝えると代替品に変わっていた。壊れないファンに変更になった?
  • ネジの目隠しシール
  • 親切なことに、パームレストを取り外すときに剥がす必要があるネジの目隠しシールがついてくる。ちょっと嬉しい。
【交換作業】
保守マニュアルにしたがって、バッテリー、HDD、キーボード、パームレストを取り外すと、こんな感じでファンユニットが見える。(分解は下手なデスクトップPCより簡単かも)

ヒートパイプは 3 本あって、2本は CPU、下の細い 1 本は GPU上に。

古いファンユニットを取り外す。新しいファンユニット裏側の CPUと接する部分には予め熱伝導グリスが塗られている。(左が新品)

古いユニットと新しいユニットの比較。ファンは共に東芝製で変わっていない。ユニット自体は古河電気工業製。(上が旧、下が新)

普段は見えない CPU(Pentium M)と GPU(ATI Mobility Radeon 9600)。GPU は熱伝導ゴムがシートをはさんで接していたため結構きれいな状態だった。はみ出した古いゴムを取り除く。CPUダイの上はグリスだらけだったのでこちらもキレイにふき取る。

新しいファンユニットを取り付け、すべてを元通りにして、最後に新しいネジ隠しのシールを貼って完成!
次の GPまでに直って良かった~

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