2014年5月17日土曜日

iPod mini 64GB 化

我が家の iPod mini (第1世代 / M9160J) は2年半前にサードパーティ製バッテリーへの交換に合わせ、 Compact Flash カードによる 32GB 化を行っています。現在も快適に使えており、なんの問題もなく主にクルマで出かけるときのジュークボックスとして活躍中です。

この 2 年で iTunes ライブラリは徐々に増えてきて、余裕だと思っていた 32GB でも先日ついに全てのライブラリが入らなくなってしまいました。ライブラリの全てが入らないことで iTunes での管理は途端に面倒になります。

日本でも iTunes Match サービスがやっと始まりましたが iPod mini には全く関係がない話ですね…。

メディアの値段も安くなっているので、この際 64GB 化してみることにします。方針はできるだけ安く上げること。入手したのは以下の怪しげな 2 つです(笑)
  •  GMYLE(TM) SD/SDHC/SDXC/MMCカード対応 ハイスピード CF カード TypeII 変換アダプタ
  • HIDISC SDXC カード 64GB class10 HDSDXB64GCL10JP

両方共アマゾン・マーケットプレイスより新品を入手。前者はアマゾン発送(送料無料)も選べて¥1,598-。後者も送料無料で¥2,180-。合計で 4,000円未満 !!

二年前の 32GB 化 では、Transcend の CF の価格が 4000円以上したことを考えると夢のようです。(ちなみに 64GB の CF は 4,000円以下の商品を見つけられませんでした)

バッテリ交換時についてきたジグと精密ドライバセット(+ 老眼鏡 ^^;)を準備して、いざ交換作業に GO!!

…と、その前に

交換中に不用意に電源が入るのを防ぐため、iPod mini はホールド状態にしておきます。

また、我が家の母艦は iMac です。SDXC のデフォである exFAT フォーマットは iTunes で認識されない恐れがあるので予め OS X のディスクユーティリティで、Mac OS 拡張(ジャーナリング)(HFS+) でフォーマットしておきました。(どうせ復元するので不要かもしれませんが…)

余談
iMac / 21.5-inch Mid 2010 の SD カードスロットは出来が悪く、奥まで差し込むと読み取り専用になってしまうのは困ったもの。少しずつ差し込んでマウントされたらそれ以上押し込まないようにしなければ書き込めません。…もう慣れたけど。

分解

交換前の iPod mini はこんな感じです。
  1. 底の白いカバーを外します。カバーは接着剤で留まっているだけなので、カバーとアルミケースの間にジグを差し込んで外します。
  2. 金属の板バネで留まっているので、精密ドライバーなどで腕の部分をこじって外します。
  3. クリックホイールとの間はフレキで繋がっているので、慎重にコネクタを外します。
  4. 上部の白いカバーも同様に接着剤で留まっているので外します。

  5. 上部カバーの下の左右にある (老眼鏡がないと見えない) 極小の (+2.0) ネジ 2 個を外します。

  6. 下からググっとドックコネクタを押し上げるようにすると中身が抜けてきます。
  7. これまで活躍してくれた CF カードを外して、怪しい CF アダプタ + 怪しい SDXC 64GB と交換します。

組み立て

分解と逆手順で良いのですが、ケースと基板・バッテリやストレージとのクリアランスがギリギリなので、ケースに中身を入れるときに、ホイール側に引っかかることがあります(前回はここで難儀した)。

そこで液晶側に薄い紙を一枚噛ませて挿入することで難関部分を回避します。(基板がホイール部分を通過したら紙は引き抜く事)

とりあえずリセット(ホールドスイッチをオンにしてからオフ⇒メニューボタンとセンターボタンを同時に 6 ~ 8 秒間押したままにする)して起動するか確認します。

フィルダに「!」がついたアイコンが出るけど、復元前なので気にしない(笑)

iTunes での認識 / 復元と同期

USB 経由で iMac に繋いで iTunes (11.2.1) を立ち上げるとこんな画面が出ました。iPod miniの絵はないものの、なんか嬉しいですね。

どうやらうまく認識しているようです。復元後、iPod の名前や必要な設定をして同期します。

こんな感じになりました。

曲の転送も特に遅くなった感じもないですが(Transcend 133x CF の時も eMMC であろう iPhone 5よりはずっと速かった)大量に転送すると若干本体が熱くなるような気もします。

アダプタを介しているのでバッテリーの持ちがどうなるか気になるところ。

でも基本的にクルマでドックコネクタから常時充電しながらの使用なので気にしないことにします(笑)

ネット上の報告によると、microSD が 2 枚挿しできる CF 変換アダプタで microSDXC 128GB x2 で 256GB 化した強者も居るようです。当面このまま運用しますけど、いざとなれば iPod Classic を越えられる容量が実現できるのは心強い限りですね。